Pocket

マンションやアパートなどの不動産を利益を得る手段として投資するのが「不動産投資」です。興味はあるけれど、まとまった資金も無いし、ローンを組むのも難しいと断念してしまっている方も少なくないでしょう。そんな方にお勧めしたいのが少額から不動産投資ができるREITという運用方法です。今回はREITについてご紹介します。

1.REITって何?

まずREITは「リート」と読んで米国で生まれた仕組みです。「Real Estate Investment Trust」の頭文字を取ったもので、日本ではJapanの頭文字をつけて「J-REAT]と呼ばれることもあります。日本語に訳すと「不動産投資信託」です。

具体的には、REITは株式会社でいう株式に当たる「投資証券」を発行し、投資家はこの投資証券を購入します。そして、その資金を元に不動産に対して投資し、購入した物件の賃料収入や物件売買で得た収益を投資家に分配するという仕組みになっています。そのため、不動産を買えないような個人の方でも、REITを買うことで少額から不動産に投資をすることが出来るのです。特にREITの運用対象となる不動産は、オフィスビルやショッピングセンター、ホテルなどの個人が買えないような大型物件が多く、マンションやアパートなどよりも大きな収益が期待できます。また、国内だけではなく、海外の不動産投資も可能です。

2.REITのメリット

a.少ない金額で購入可能

実際に不動産投資を始めようと思ったら数千万単位の資金が必要となります。もちろんローンを組むという選択肢もありますが、そのような多額のローンを組むのにはかなりの覚悟が必要で気軽に始められるものではありません。そのため、社会のトレンドとして賃料上昇やインフレが起こっても不動産投資の恩恵を受けることが出来る人は少数でした。しかし、2001年にREITが日本で登場してからは、資金の乏しい個人投資家でも不動産投資を手軽に始められるようになりました。REITは安いものだと1万円から買うことが出来ます。

b.分散投資が可能

直接不動産を購入して賃料収入を得る場合には、1つの不動産しか買えないことがほとんどだと思います。複数の不動産を購入して賃料を得ようと考えるとかなりの資金が必要となってくるからです。しかし、1つの不動産しか持っていないということはリスクの大きい状態です。なぜなら、その周辺の外部環境の悪化で入居者が入らなくなってしまったり、自然災害で不動産が損害を被ってしまうということが考えられるからです。複数の不動産を持っていれば防げるリスクを防げないのです。しかし、REITの場合は投資家から集めた多額の資金を様々な不動産へ分散投資することが出来るため、小口投資家でも分散投資の恩恵を受けることが出来るのです。

c.プロが運用

ご自身で直接不動産投資をするとなると、場所や建物の選別から入居者とのやり取りなど行わなければならない雑務がたくさんあり、多大な時間と労力がかかります。しかし、REITの場合、そのような実際の業務は不動産のプロが行いますので、手間や時間も節約出来ますし、不動産の選別に関しても優良な物件に投資出来る確率が上がります。

d.換金性の高さ

REITは市場に上場しているものが多くあります。そのため、購入や売却がリアルタイムで可能です。好きな時に買って好きな時に売ることが出来ます。さらに価格が日々変動しますのでご自身が持っているREITの価値を常に把握する事ができます。

3.REITの選択方法

REITの種類は豊富です。最も主流な分け方は投資先の不動産の種類で分ける方法です。投資先の種類としては、住居型やオフィス型、商業施設型などがあります。最近では、ネット通販の普及から物流施設の建設が相次いでおり、物流施設に対してのみ投資をするREITというものも登場しています。また、住居型と比べてオフィス型や商業施設型の物件は賃料の変動が激しく、得られる収益の幅や動きが大きいです。もちろん、それに合わせてREITの値動きや分配金が異なってきます。そのため、どのような不動産で運用するREITなのかきちんとリサーチしておくことが必要です。

2016年3月には国土交通省がREITの市場規模を倍増させ30兆円ほどにするという指針を発表しました。このようにREITはこれから伸びていくことが予想されるホットな市場です。是非REITを使って不動産投資を始めてみてください。

あわせて読みたい

資産運用を始める人へ④ 分配型と再投資型はどちらがオススメ?投資信託の初心者にオススメのファンドはこれ!

はじめよう資産運用~リスクヘッジの代表例 分散投資の手引書~

投資信託を活用し、中長期的に資産形成を目指すサービスができました

Pocket